「美」と「健康」は切っても切れない関係にあります。当たり前ですが、忘れがちなこと。健康的なバランスを保っていなければ、美しい肌質も保てません。

   外側のスキンケアだけに頼るのではなく、中医学を併用することで、体の内側から改善していきましょう。

　「中医学美容」とは、症状の「根本」を改善することで、体の内側から美にアプローチをかける選択肢です。

「根本から体を作り直す」プラン

　美しい花を咲かせるために必要なものといえば、太陽の光・水・土壌・養分です。しかし、「根」に届かなければ花は咲きません。美容においても同様で、スキンケアや治療を行う前に、まず「体の基礎」を整える必要があります。中医学で「身体の根本」を作り直すこの方法は、美容治療の真髄とも言えます。 　

　体の内側から健康な体を作り、代謝や内分泌を整えることで、肌は内側から変わります。

　東洋医学の世界では、中医学を考える際に、「体の尺度」として「気」「血」「水」の３つがあげられます。

　「気」、目に見えない生命エネルギーを指します。体内を巡っているものと考えられており、西洋医学では「自律神経」と呼ばれています。

　「血」、体を滋養するものを指します。血液も概念の一つとして「血」の意味含まれます。西洋医学では「内分泌学」がこれにあたります。

　「水」、体を健康に保つ液体のことを指します。リンパ・消化液・胃液・尿など、西洋医学でいう「免疫」に関わる領域にあたります。